【タロット論】タロットの選び方コラム「タロット/霊感占いは降霊術の一種」

2020年06月03日

【タロット論】タロットカードの引き方

タロットカードのシャッフルの仕方はどの占い師さんでも大体共通していますが、カードの引き方はかなり個人差があります。
今日は、タロットカードの引き方についてのお話です。

・デッキの最上部から順序に引いていくタイプ
・デッキから一定の枚数を引いてスプレッドに組んでいくタイプ
・直感でデッキの中からカードを引くタイプ(デッキ型/ブックオープン型/扇型/ショットガン型)
・ジャンピングカードだけでお任せタイプ

の四つのタイプに大きく分類できます。

★デッキの最上部から順序に引いていくタイプ
(初心者にオススメ!)

最もスタンダードな型です。デッキの最上部から順序に引いていきスプレッドに組んでいきます。多くのタロットの教科書や説明書でオススメされているのはこの型です。
大アルカナだけで占う場合は必然的にこのタイプになります。

メリットは、初心者がもっとも扱いやすいやり方である事。
デメリットは、シャッフルを念入りにしないと連続で占った際に同じカードが出てきやすくなり、偶然性が低いため占いの信頼性が下がる事です。

★ デッキから一定の枚数を引いてスプレッドに組んでいくタイプ
(タロットに慣れたらこれ)

プロの占い師さんに最も多く用いられているタイプです。
例えば、デッキから7枚引いて、8枚目からスプレッドにしていくとか、
デッキから7枚ごとにスプレッドに採用していく型など占い師さんや解説書によってかなりバリエーションがあります。

ちなみに僕はウェイト版タロットで占う時はこの方式です。
タロットを7分割して、それぞれのブロックの一枚目と7枚目を採用しています。
なぜ7枚目かというと、魔術的な世界の捉え方だと世界は7つの階層に分ける事ができ、第一層は現実世界に近く、第七層は霊界に近いという考えに基づいているからです。

しかしながら、どれが正しいとかはありません。(占いの世界自体が、決まったルールはぶっちゃけないからね)
好きなルールで引けば良いと思います。

メリットは、一定の法則性があるので結果が的確になりやすいでし。あと引き方の性質上、タロットのシャッフルがあまくても、偶然性を維持しやすいです。

デメリットは、人によってルールが全く異なる事。他人の設定したルールで引くのはオススメしません。自分でタロットの法則性を直感で理解し、ルールを設定する必要があります。経験が一定以上必要です。そのため、初心者には難しい方法ではあります。

★ 直感でデッキの中からカードを引くタイプ(デッキ型/扇型/ショットガン型)

ここからは霊感や直感を使う方法です。
占い初心者はまず使うのは難しいと思います。
完全にアトランダムにタロットからカードを引いていきます。

デッキ型、ブックオープン型、扇型、ショットガン型の4つに分けられます。(もしこれ以外にあるなら情報モトム)

・デッキ型
デッキから一枚ずつ引いていき、これだと感じたカードをスプレッドしていきます。
集中力がないと、本来選ぶべきカードをスルーしてしまうのが欠点。

・ブックオープン型
本の適当なページを開くように、デッキを開いてカードを選ぶタイプです。
性質上、デッキの上層や下層は選びにくい傾向にあるため、カードを一枚引いたら再度簡単にシャッフルしてオープンすると良いです。

・扇型(オススメ)
デッキ全体を扇型に展開して、全てのカードからアトランダムに選んでいきます。
カードの上に手を掲げて、じっくり直感や霊感を生かしながら選べる点が良点です。
直感、霊感で選択するため、エゴのように意識が力みすぎたり、心に迷いがあると結果がぶれやすいです。心をフラットに意識せず引くのがミソ。
また、クライアントに引いてもらいたい場合は、このタイプが最も引きやすいですね。

・ショットガン型
基本的には扇型とやる事は変わりません。
扇型と違って、カードの山から探るように取るのでクセがあります。
デッキの最上部と最下層が分からなくなるので、デッキの階層性を意識する際には不向きかも。

★ ジャンピングカードだけでお任せタイプ
デッキをシャッフルしてるとカードがなんの前触れもなく飛び出してくる事があります。
この現象をジャンピングカードといいます。
ジャンピングカードには強いメッセージ性があるのですが、それと同時に降霊術的な要素が強まります。
ジャンピングカードのみでスプレッドを組む事はできますが、一体何がジャンピングカードを引き起こしているのか見極めるべきです。
ジャンピングカードは的中率が高いので、「当てる占い」をするなら採用するのもありでしょう。
しかしながら、ジャンピングカードを引き起こしているのは低級霊のイタズラによるケースが非常に多いので、多用はオススメしません...

霊的危険度は大です。(ただし、普通に占っていてジャンピングカードが出た場合は採用しても良いと思います。ジャンピングカードに執着して行うと危険だよって話です)

以上のように、色々引き方はありますが、ご自身にあった方法を採用するのが良いでしょう。

・おまけ
デッキの階層性について

僕は、タロットのデッキには階層性があると思っています。

デッキの最上部に近ければ近いほど、
現実世界、現時点または過去、顕在意識、表面上の問題

デッキの最下層に近ければ近いほど、
霊的世界、未来、潜在意識、問題の本質

とデッキには方向性があると考えています。

一番上のカードは、直接的なアドバイス、テーマの結果など
一番下のカードは、テーマの本質、最終的に向かう場所、スプレッドを組むとしたらスプレッド全体の概観(テーマ)

を示すと考えています。


これを参考にデッキを扱うと、カードの引き方やスプレッドの組み方を考えやすいかもしれません。





taki5121 at 20:13│占い | タロット論
【タロット論】タロットの選び方コラム「タロット/霊感占いは降霊術の一種」